第7回ATL広尾バーチャル勉強会


VRChat(VRC)上で開催している「ATL広尾バーチャル勉強会」も、もう7回目の開催となりました。参加者の皆様と開発にまつわる情報を共有し合う学びの場(VR空間)になっています。
Twitterでの開催告知がリツイートしてもらえる回数も増えてきましたし、新聞でも紹介してもらえたりして、少しづつですがイベントの認知も向上しているように感じます。
私(ATL客員研究員UUUPA)も、今ではVRChatワールド開発だけでなく、VRC用の自作アバターを作るようにもなりました。
7回目の今回は、3Dモデリングしたアバターキャラクターの服や肌やメイクの質感(マテリアル)を作成するためのソフトウェア「SubstancePainter」をテーマに開催しました。

第7回概要

今回も夜23時開始という遅い時間にも関わらず14名ぐらいの参加者さんがATL広尾を模したVRChatワールド「ATL HIROO」にいらしてくださいました。
今回のテーマが自作アバター作成についての発表だったので、やはりクリエイター指向の皆様が多く、私による発表内容は、皆様すんなりとご理解されていたように思います。

発表は45分ぐらい、その後みんなで技術的な意見交換や、皆様が個々に製作されたアバターを褒めたり愛でたり実装聞いたりする時間が15分くらい、あわせて1時間くらいの会でした。
発表で紹介したSubstancePainterを購入したいというツイートもいただけたので、発表させてもらって良かったなと思います。

スライドプレゼンから動画プレゼン形式へ

VRChatは英国のサービスですが、8月18日にWebPanel機能をセキュリティ上の理由で使用不可にするという発表があり、WebPanel機能を使っていろんな仕掛けを作っていた日本のVRChatユーザーからは阿鼻叫喚悲嘆の声が挙がりました。
「ATL広尾バーチャル勉強会」においても、勉強会の核であるプレゼンスライド機能はWebPanel機能を活用して実装されています。つまり、今後VRChat内でスライドを使った発表ができなくなったということであり、私も当惑しました。
対応として、スライド画像によるプレゼンを諦め、細切れにした動画ファイルを、動画プレイヤーで操作しながら発表する仕組みを作ることにしました。
早急に対応したほうが格好いいと思ったので改修開発作業を急ぎ、機能停止後の3日後の21日に、今回の第7回勉強会を無事開催できたことに少し達成感を感じました。

発表内容を事前に公開するスタイルは維持

前回(第6回)まで、勉強会の当日にTwitter上で開催を告知ツイート。告知と同時に発表スライドを事前公開することで、参加予定の人に対して発表内容とレベル感を掴んでおいてもらうという運用をしていました。
こうやって参加前に期待値を調整しておくやり方は、勉強会の運用法として気に入っていたので、動画発表となった今回以降も同様に、発表内容の動画を事前に共有しておき、興味を持ってくれた人に参加してもらうというスタイルを続ける予定です。

※今回の発表内容動画リスト: →YouTube(外部リンク)

現実世界のATL広尾の紹介もバッチリ

発表動画の最後には、発表内容動画とは別に、以前作成した(現実世界の)ATL広尾で30分でモーションキャプチャする動画も入れておき、東京広尾にあるリアルAdvancedTechnologyLab(アドバンスドテクノロジーラボ)の様子や機材や会員登録について等も紹介しました。

以前よりリアルATL広尾のことは毎回紹介していましたが、今回のようにVR空間上で現実空間の紹介映像を見る行為、特に本件の場合はVR空間も現実空間も同一のATL広尾、というのは不思議な感じがして面白かったです。

最後に

前回寄稿させてもらったときも書きましたが、やはりVR(VRChat)での勉強会は、準備や移動の手間もなく、それでいてちゃんと勉強会として成立しているのでメリットが多いように思います。
今後も開催しますので、どうぞお気軽にご参加いただければ嬉しいです。
開催告知や参加方法については、私のブログエントリをご一読ください。
ATL広尾バーチャル勉強会について – ウーパの手習い(外部リンク)

ATL客員研究員(無料)の登録もどうぞ!
新規登録申し込みページ | Advanced Technology Lab.